創価学会を念頭に読む「権威主義の正体」

今回は書評です。
「権威主義の正体」という本を見つけてきました。
創価学会を理解するベースとして、凄く役立ちそうなので簡単に紹介しておきます。

権威主義は、本来的な権威のない人が、権威あるふりをして無理に光を発しようとしたり、自分自身に権威がない人が、権威者の威を借りて光ではなく圧迫感を発しようとするときに発生する。

著者は、権威主義の最大の問題はそれが 
非倫理的な行動や、リスクの高い行動を無理強いすることだと説明している。

権威主義的人格の研究
テオドール・アドルノは権威主義的人格を、
教条主義的人格など7つの要素に分けて考えた。
その中核となるのが教条主義的人格だ。

教条主義的人格
教条主義は権威主義の定義の根幹である。ある特定の教義や教条をいったん受け容れると、それがすべての善悪の判断基準になる傾向をいう。教条に対して固く一途すぎる態度が教条主義の中核である。

教条主義のもとでは、教条の正しさの過大評価、教条の適応範囲の過大な解釈、教条の異なる他者への不寛容や加罰傾向が生じる。教条主義的人格とは、このような傾向を安定して持っている人格のことである。観察によってある人が教条主義的かどうかを判断するには、いくつか目安がある。

まず、

組織への心理的帰属を他者に強く期待するのは、教条主義的リーダーのひとつの特徴である。宗教的意識が顕著な人は、教条主義的人格がもともとあり、その表現形のひとつとして宗教性が強くなっているにすぎないことが多い。※ただし、若干の例外(たいがい、司祭や僧侶になる過程でよほど本格的に修行なり勉強をした人)は除く

それから、

他者に対して加罰感情の強い人は、教条主義的人格の持ち主だと見てよい。自分自身が暗黙裡に原理としている教条と、加罰の対象となる行動との乖離が激しいと感じるために加罰感情が大きくなるのである。

なんだか付き合い辛い雰囲気が漂ってきます。
しかし、誰の身近にもこういう方はいることでしょう。

権威主義的人格の因子分析
 権威主義が相対的に高いのは、教育程度が低い人、老人、田舎に住んでいる人、障害者、教条主義的色彩の強い宗教に関わっている人、社会経済的地位の低い人、社会的に孤立している人という結果が出ている。


集団就職組で創価学会に入信した人は、
これらのいくつかを満たしていたことを考えると、
布教のターゲットとしては効果的だったんだろうね。
 

加罰性との関係
権威主義的人格の特徴のひとつに、加罰性をあげることができる。自分の子どもに対する強い加罰性、部下に対する強い加罰性は、権威主義的人格を強く示唆する。

   
幹部には加罰性の強い人が多いですね。
家庭内の態度については、個人的に知っている例は少ないのですが、
おおむね、そのとおりだろうという印象があります。

認知スタイルとの関連
あいまいさへの低耐性
 (自分の情動が葛藤することに耐えられないという傾向に由来)
反応の硬さ
 (状況がこれまでと異なった行動を要求しているときに、
  従来の行動を続ける傾向をいう)
認知的複雑性の低さ
 (権威主義的人格は、過度に単純な認知スタイルを基礎にもっている
  可能性が高い)

善か悪か、白か黒か、という認識になりやすく、
状況の変化への対応は硬直的で、
多元的な認識に耐えられない、

そんな、
「モノサシは一つ、目盛りは二つ」というタイプの人がイメージできます。

また著者は、

同調や服従を生み出す「権威主義的状況要因」と「権威主義的人格」は車の両輪


と語り、人格要因と状況要因の二つを念頭に置く必要があるとしています。

 創価学会について考えるとき
 「権威主義的状況要因」は学会組織そのもの、
 「権威主義的人格」は学会組織と親和性の高い人、
 と言えるでしょう。

この本では、
 権威主義的人物の見分け方
  も解説していたりしますが
   長くなるので一部のもののタイトルだけ載せておきます。

偉人の言葉を引用する人
役割を過剰に演技する人
人によって態度を変える属人思考の人
誰かへの尊敬の念が極端に表に出る人
他者に忠誠心を要求する人
忠誠心の過剰な人
宗教性の強い人
神秘的世界観の持ち主
極めて現状否定的な人
極めて現状肯定的な人
 など25項目


   見たところ、創価学会によく居るタイプのようです。



次回創価学会における権威主義の末期症状に続きます。

コメントの投稿

非公開コメント

よく言い表されていますね。

こんばんは。
あまりコメントはできませんが、毎回記事は読ませていただいてます。

今回の権威主義的人格、教条主義的人格というのは、よくある学会員さんの特徴をとてもよく表していますね。
また権威主義というのは、池田氏のことも当てはまるように見えますね。
そしてこれらの人格に陥りやすい要因として、強いコンプレックスを抱えている背景がうかがえると思います。
「権威主義的人格の因子分析」でも書かれていますが、これらの因子をコンプレックスとして根底に持ってしまっているわけですね。
言い返せば、権威への憧れの強い人たち、ということでしょうか。

>「モノサシは一つ、目盛りは二つ」
思わず笑ってしまう、的確な表現でした!

クロさんへ

いつも閲覧ありがとうございます。

>また権威主義というのは、池田氏のことも当てはまるように見えますね。
池田氏のためにあるような項目もありますしね。
学歴のコンプレックスの場合は、立身出世すると、
かえって強くなってしまうようです。

権威主義的人格の因子分析の、教育程度の件については、
特に大学で勉学する間に、権威主義が低下する傾向を示す研究がいくつもある。大学四年生が大学一年生よりも権威主義が低いことを示した研究、大学四年生が大学一年生のときよりも権威主義が低くなっているという研究、大学生が高校生よりも権威主義が低いことを示した調査結果などあり、かなり多くの研究が大学教育を受けると権威主義が低下する傾向を報告している。
 という事でした。

さて、権威主義を低下させる要素は、大学教育の「どの部分」なのか・・・。

はじめまして

いつも興味深く拝見しております。
今回の記事は、学会員である、うちの社長の奥さんの性格にそっくりで、
深く頷いてしまいました。

・加罰性との関係
・認知スタイルとの関連

特に上記2つが、ここ最近強くなっている感じがして、
どうすればいいものか、と頭をかかえています。

自分や旦那、お子さん・飼い犬までも、こうあるべき論が強いようです。
昔は、ここまでじゃなかったと思うのですが。。。
お子さんへの影響が本当に心配です。。。

小3なのに、創価スイッチを私が入れたことがあって、
この子はどんな教育を受けているんだろうとショックを受けました。

ごじゃえもんさんへ

ごじゃえもんさんの事は、華さんのブログでときどき拝見しておりました。

>・加罰性との関係
>・認知スタイルとの関連
>特に上記2つが、ここ最近強くなっている感じがして、
>どうすればいいものか、と頭をかかえています。

なかなかに難しい問題で、大変さを感じておられる事と思います。
私としては「ここ最近強くなっている感じ」に注意を惹かれました。
その方は、「以前よりも不安や葛藤が強くなるような身辺状況」
に置かれてはいないでしょうか?

この本の著者の説明を考慮すると、
不安や葛藤が強くなったことに反応しているのかも知れません。
-----------------------------------------------------------
認知スタイルとの関連

 認知における柔軟性の欠如
   思考の柔軟性を低くするのは、不安が強い場合の適応機制のひとつである。情動的な葛藤や不安をもったときに、その葛藤や不安と関連する行動を自己の意識から除外することによって、安定を保つという認知方略があり得る。
  あいまいさへの低耐性-(認知スタイルの個人差)
   あいまいさへの低耐性とは、認知の対象となる刺激があまりはっきりしていないときでも、実際以上の構造化(意味づけ)をともなった認知をする傾向のことである。
   
 情緒的な葛藤は、プラスの材料とマイナスの材料が、心理的に並存することで生じる。葛藤を抱える辛さに耐えられない子どもは、葛藤を引き起こしている認知のプラスがマイナスの片方を否認し、割り切りやすくすることによって、感情の安定を図ろうとする。
 そのようにして、あることに対していったん態度を決定すると、その後も、ときどきその葛藤が心の中に蘇りそうになるたびに、最初に否認した認知要素を否認し続けなくてはならなくなる。このような個人史が、あいまいさへの耐性の低い人格をつくるメカニズムとして想定されている内容である。

  反応の硬さ-(行動の個人差) 
  あいまいさへの低耐性があると、そこから生じる不安感を小さくするために、自分や他者の行動をできるだけ型に入れたものにしようと考えるようになる。このようにして、あいまいさへの低耐性から反応の硬さが生じるようになる。反応の硬さとは、状況がこれまでと異なった行動を要求しているときに、従来の行動を続ける傾向をいう。

  マッコビーとレヴィンの研究では、トイレトレーニング期の親のしつけ方と、その子どもが長じた時点での反応の硬さとの相関を調べている。トイレトレーニングを含め、信賞必罰的な権威主義的養育方針で育てられた人ほど、「正しい」行動と「間違った」行動を強く区別しようという傾向が強いことが分かった。ロキーチの研究では、反応の硬さと、自民族中心尺度のスコアに相関があることを実証している。

トイレトレーニング

>ねまさん

コメントありがとうございます。
タイムリーなトイレトレーニングという話があったので、
こんな話を。。。

うちの社長さんの家で、子犬を飼い始めました。
ところが、子犬が食糞をすることに対して、
奥さんが許せないそうで、自分が学会活動へ行くときは、
旦那である社長が仕事中であるにも関わらず家に
呼び戻し、食糞をしないように監視させる、
といったことがありました。

最近は、私が苦言を呈したので、このようなことは
無くなりましたが、先月はしょっちゅうで、
帰る旦那も旦那だけど、
呼び出す奥さんの思考回路が分からなくなり、
従業員として悩んでおります。

少なくとも、奥さん自身も仕事をしていた身であるにも
関わらず、このような自己中心的な思考になるのは、学会の何かに
関係しているように思えてならないんですよね。

あいまいさの低耐性といえば、私も含めた些細な言動に対して、
異様に怒りを覚えたり、人の断片だけを見て人を嫌ったりしているように
見受けられます。

学会組織的には、このような行動を取ってくれると、
外からの情報は全てシャットダウンしてくれるため、
学会ファンタジー無しでは生きられなくなり、
シメシメと思っているのでは無いかと思っています。
私が学会を批判したところで、批判されるからこそ正しいという理論へ
まっしぐらでしょうね。。。
このような思考の原因は何か突き止めてみたいところです。

学会ファンタジーの中には、選挙ノルマ、民音のチケット売りなど
ストレスの溜まることも多く、それが原因かは分かりませんが、
家でお子さんと衝突することも多いようです。
それでも、学会が自分たちを助けてくれる、良い方向に導いてくれる、
学会の人はいい人ばかり・・・と信じている、、、見ていて辛いですね。

横レス失礼します

>さて、権威主義を低下させる要素は、大学教育の「どの部分」なのか・・・。

大学受験時代までは、成績=評価です。
頭が良いことが偉いことです。勉強して目標の学校に行くことが目標。
モノサシは1つでした。

でも、大学に入ると、頭が良い、悪いというモノサシが、
私の経験では無くなりました。みんな平等になったんです。
勉強する人は勉強に打ち込み、バイトする人はバイトに打ち込み、
部活する人は、部活に打ち込むように。
互いの価値観を尊重しあい、見下したりすることは
ありませんでした。

でも、社会に出てサラリーマンになると、権威主義は復活し、
お金持ち=偉いや、営業成績が良い=偉いし給料も良い、に
戻りましたね。

私にとっては、大学という空間は、
権威主義があまり強く影響しない、不思議な空間でした。

横レス歓迎です

ごじゃえもんさんへ

大学だけは、学校特有の窮屈さが無いですね。

なにを勉強するかを選べる部分がありますし、
本人の選択が大事になってくる面もあります。
そもそも本人が学校を選ぶ要素が強いですね。

ごじゃえもんさんの、このコメントに相当な説得力を感じます。
ありがとうございます。

社長さんの子犬と、奥さんについて

>自分が学会活動へ行くときは、
>旦那である社長が仕事中であるにも関わらず
>家に呼び戻し、食糞をしないように監視させる、
>といったことがありました。

>呼び出す奥さんの思考回路が分からなくなり、
>従業員として悩んでおります。

思考回路ですか…
うっすらと想像できるような気がします。
(おそらく)パニックになりかけてたのでしょう。
そうなれば、他の事を考慮できる状態ではなくなります。

>少なくとも、奥さん自身も仕事をしていた身であるにも
>関わらず、このような自己中心的な思考になるのは、学会の何かに
>関係しているように思えてならないんですよね。

創価学会は明らかに、
『権威主義的状況要因』です。
「権威主義的人格」で無い人にも良くない影響を与えますし、
「権威主義的人格」の人には特に悪い影響を与えます。

>私が学会を批判したところで、批判されるからこそ正しいという理論へ
>まっしぐらでしょうね。。。
>このような思考の原因は何か突き止めてみたいところです。
一方が正しくて、一方が間違っている。
批判する人が正しいなら、批判される方は間違っている。
という単純な二分法が一因として考えられます。

本人としては、間違っていることは許されないことであり、
自分の考えの間違いを認識してしまうと、
かなり精神的に混乱することが予想されます。

自分の考え方がアウトでも、自分がアウトなわけではない、
というような多元的な認識ができないのでしょう。

>それが原因かは分かりませんが、
>家でお子さんと衝突することも多いようです。
そうですか…衝突ならまだマシなほうで、
お子さんが完全に屈服してしまうと、さらに厄介な気がします。

パニック

ご丁寧なコメント感謝しております。

たしかにパニックです。
前に、奥さんが出かけるのに、旦那がまだ帰ってこなくて
携帯に電話があったのですが、横にいる私にまで聞こえてくる声で
びっくりしたことがありましたから。

>自分の考えの間違いを認識してしまうと、
>かなり精神的に混乱することが予想されます。

そうなんです。いつかこのときが来たとき、
どうなるのか不安です。それなら、一生気付かないでいて欲しいとさえ
思ってしまいます。


横レスにもコメントありがとうございます。
大学であっても、サークル等で上下関係はあるので、
全く権威主義は無いと言えないとは思うのですが。
でも、私にとっては、居心地の良い場所でした。


今は、学会さえなければなぁと思いますが、
人生、試練も無いとダメということでしょう。

やはり

ごじゃえもんさんへ

>たしかにパニックです。

ああ…やはりそうでしたか。
でしたら、
旦那さんの対応はベストでないにしろ、ベターですね。
根本的な解決以外のやり方となると、
とりあえずは、奥さんが半狂乱になるのを防がないといけないし。

>それなら、一生気付かないでいて欲しいとさえ思ってしまいます。

この問題を考えるとき、これは無視できない感情です。
決して乗り越えられないものではないと思いますが、
それでも、年をとってから人生の再スタートを切るのは大変なことですから…

はじめまして。

はじめまして。
うちの親が古々漬け並みの草創期からの学会員で私が幼少の頃から日常的に「天気が良いのもポストが赤いのも創価学会のおかげ」という、おおよそ人間的会話の通用しない狂信者で、洗脳が得意な感情主義なので、私が創価や自分達から乖離して外界で活躍することを許容範囲外とする酷いプレッシャーと北朝鮮並みの心理的拉致囲に遭い、超ド不幸な環境下に身を置くことを強いられている非活動な学会二世のアンチ創価ものです。

何項目も一気に読みました。
読み進めるにつれ、呆知識創価脳が破壊されというか、自己思考回路がすっきりしていく爽快感がありました。
やっぱり創価は洗脳集団テロリストだなぁ。としみじみ痛感しました。

異常狂信者な両親との決別をはかるべく、仏壇をジグソーで破壊し、可燃ゴミに出した事を告げたら「異常」と罵られましたが、ただ単に曼陀羅も返したら「うちの仏壇を拝む気になった。」「うちに戻る気になった」等と、極度に湾曲した解釈を吹聴されては心底迷惑なので、決別が確実になったら学会本部に送り返してやろうと思いつつ、この過酷な環境下から一刻も早く脱却しようと、1日24時間365日ここ数年は顕著に、テレパスちっくな思想の襲撃とバトっております。

チンピラのようなアンチ創価のブログと違い、理論的で読みやすいので助かりました♪またすっきりしたくなったら伺いますね♪

Re: はじめまして。

ひろこさん、はじめまして。
訪問&コメントありがとうございます。

そして、ひろこさんがこれまで
きつい家庭環境に身を置いて生きてきたこと、
つらかったね。ということを、言いたいです。


このブログを読んで
>自己思考回路がすっきりしていく爽快感
があったとのこと、嬉しいです。

ひろこさんはもう、この問題と向き合っていく姿勢を持っていますが、
その際に、創価学会の何がアウトだったのか、
どういうダメパターンにはまっている団体(や人々)なのかを
意識しておくと、より良く向き合えると思います。
そのために、このブログが役に立つと嬉しいです。
それに、創価学会も実にありがちなパターンに
はまってるんだなということも感じるでしょう。

仏壇…あれはデカイ家具ですからね…
そのまま出すなら粗大ごみ、バラバラなら可燃ごみかな
いらない家具を処分にだしたってことなんだけど
きっとご両親は敏感に反応したことでしょう。

そこまでしなくても、という見方もできるでしょうが
>極度に湾曲した解釈を吹聴されては心底迷惑なので
なにしろ、創価学会にはまっていく過程というのは
ムシのいい発想になれていく過程でもあるので
いかにも都合よく湾曲して解釈しそうな懸念があるんですよねぇ…

ひろこさんの今後のバトルで、
自立と自衛がしっかりできるといいなと思います。
でも張りつめるときついので、息抜きもいれてくださいね。
また、いつでも訪問してください。
注意事項

ねま

Author:ねま
注意事項
中傷行為や信仰賛美などは、コメントの禁止や削除したりします。
活動家の方へ : 読むと不快に感じる場合がありますので、読まないことをお勧めします。

最新記事
最新コメント
全記事表示リンク

全ての記事を表示する

検索フォーム
カレンダー
10 | 2017/11 | 12
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 - -
リンク
月別アーカイブ
カテゴリ
RSSリンクの表示
Translation(自動翻訳) 縦型文字版
ブログ翻訳
powered by 3ET
powered by 電脳PC生活
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード
オンラインカウンター
現在の閲覧者数:
アクセスカウンター