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シュレーバー症例に見る、創価学会教育の落とし穴

創価学会の家庭においては、
しばしば、子供の自由意志が徹底的に否定され、
信仰の押し付けが、とても酷いものになることがある。
一方で、そうでない学会家庭もある。
この原因について、十九世紀ドイツにおける教育の例をあげて説明したい。

ドイツの哲学者、フィヒテは十九世紀の始めに行なった講演
「ドイツ国民に告ぐ」の一部で以下のように主張した。
「現在の教育の誤りは、生徒の自由意志を尊重していることにある。
あらたな教育においては、生徒の自由意志を完全に破壊しなければならない。」
と、明確に自由意志を否定しているんだ。
他にも、「真の人間たりうるのは、ドイツ人だけである。」とも主張し、
民族のための自己犠牲をも説くなど、選民思想的な面も見せている。

もちろん、
「真の人間たりうるのは、創価学会の会員だけである。」
「創価学会のための自己犠牲をも説くなど」
なんて置き換えると、お馴染みの主張になる。


さて、十九世紀の中頃には、ドイツの教育学者たちは、
フィヒテの原理に沿った子供の教育方法を論じた著作を発表するようになった。

その中のひとり、ライプチヒ大学の医学教授
ダニエル・ゴットリープ・モリッツ・シュレーバーは、
体操による教育の実践に関する本を出版している。

そして彼の息子は『ある神経病者の回想録』の著者、
ダニエル・パウル・シュレーバーだが、シュレーバーの兄は自殺していて、
ダニエル・パウル・シュレーバー本人は統合失調症となっている。
この事実からは不気味な印象を受ける。
シュレーバーの育った家庭はどんなものだったのか、
教育実践の本を出版するような、おそらく教育熱心だっただろう父親から、
受けた教育はどんなものだったのか。

これについては、魂の殺害者という本で詳しく説明されている。

魂の殺害者―教育における愛という名の迫害 同魚拓 
著者:モートン シャッツマン
内容説明
D・シュレーバーは、幼児期に父親の異常なしつけを受けて育った。
その幼児体験が大人になった彼を狂わせる。
子どもの心理に及ぼす親の教育の影響を鋭く分析した名著。

前袖より
彼の狂気の根源は、幼児期の厳格な父の教育にあった。
愛ゆえに子供を独裁し迫害してしまう教育熱心な親が、
子供の心理にどのような影響を及ぼしたのか。


また、反形而上学者という方の書評はこうだった。

本書で書かれている
シュレーバーが生まれてからされてきた教育には戦慄すら感じる。
これでは、誰でもオカシクなってしまうであろう。


医学的な問題であるので、
シュレーバー父がシュレーバー息子の精神疾患の原因である、
と断定してしまうことには慎重でありたいが、
とても無関係であるとは言えそうにない。

シュレーバー父の著作のひとつは40版を重ねていて、
影響力のある人だとみられる。
こういったことと、この時期のドイツ(プロイセン地域)で、
乳児死亡率(千人当たり)が大きく悪化していることから、
彼の教育法の犠牲者は息子たちだけではないと見ている人もいるようだ。

プロイセンでは、1816年-1820年期から 1871年-1875年期までで、
乳児死亡率が 168‰ から 224‰ に悪化する。
同時期、同じ直系家族のスウェーデンでは
176‰ から 134‰ へと健全に低下する。
出典: エマニュエル・トッド著『移民の運命』


ここで創価学会の話に戻ります。

創価学会の会員家庭には、
親(その他養育者)が、信仰の名において子供の自由意志を否定し、
その破壊を試みるケースがしばしばみられる。
(もちろんバリバリの活動で忙しく、子供が放置される場合もあるが。)

典型的な直系家族であれば、親は子の教育に熱心となるが、
日本人の直系家族の上に、創価学会の直系家族的考え方が上乗せされた場合、
その権威主義は病的なレベルにまで到達し、
家庭教育によって子供の精神を破壊することになりかねない。
直系家族社会において、さらなる権威主義の強化は危険なんだ。

もちろん極端に自由な教育も弊害があるだろう。
だが、本来的に権威主義である、直系家族社会にあっては、
権威主義の強化により、子供の自由意志の破壊され、
将来に渡る悪影響が残されることの方を、より警戒する必要があるだろう。

もちろん平等主義核家族絶対核家族などの自由主義の家庭であれば、
子供の自由意志が尊重されやすいので、こういった警戒をする必要性は薄い。
しかし、あいにく日本は直系家族制の国なんだ。

信仰のために子供を迫害し、魂の殺害者となってしまう親(その他養育者)。
このような、創価学会の家庭教育の落とし穴は、いつになったらふさがれるのか。

追記
エマニュエル・トッドはその著書「第三惑星」「世界の多様性」の中で、
『権威主義家族(直系家族)は、神経症を製造する機械なのである。』
と、はっきり語っている。

もし日本で権威主義家族(直系家族)が減少していけば、今回のような問題は減り、
また創価学会の衰退も招くのだろう。
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創価学会の衰退について

創価学会と直系家族制、第四回は、
>本来ありえなかったはずの揺らぎが創価学会に起こってきた。
で終わった。

これで、創価学会はどんどん衰退していくんだ、となるかと言うと、
そうはならないと思う。

創価学会的なものを支えてきた、直系家族制は温存されている。
このところ創価学会は衰退傾向にあり、今後もこの傾向は続きそうだが、
直系家族制が崩壊しない限り、劇的な崩壊は考えにくい。
また、創価学会が無くなったとしても、創価学会的な団体は何度でも生まれる。

(ただし、直系家族制が絶対的でなくなって来ていることと、
インターネットでの情報交換が活発になっていることを考えると、
直系家族制の強化や、インターネットの検閲ができない限り、
最盛期の創価学会のような大きな勢力は持ちそうに無い。)

さて、直系家族が創価学会的なものの温床となるのなら、
直系家族制と手を切ればいいと思いますか?
直系家族なんて、いいことないんだからって。

直系家族が悪いことばかりなら、問題は簡単なんだけど・・・
いい面もある。
そして、いい面とも手を切らなければ、直系家族はやめられない。

秩序ある社会、家族や社会集団の結束の強さ、
清潔で治安の良い町、教育への熱心さ、
私たちは、こういったものを手放せるだろうか?

温存された家族制度・創価学会と、これを揺るがすもの。

アメリカでは、引越しが多い。

エマニュエル・トッド『移民の運命』によると、
1975年から1980年にかけて、アメリカ国民の46%が引越しをしている。
更に遡るが、こちらも参照されたい。『加藤秀俊 引越しの文化』

アメリカでは、成人した息子や娘は家を出ることが基本となる。
別離をプラスに評価する考え方が、これを支えている。
特に成人既婚男性が親と同居、ということはまずない。
単に別々に住むというだけでなく、近くに住んでもいけない。
絶対核家族自由主義的な価値観により、親と子を別々のものと見なす。
そして親子兄弟姉妹の結びつきは希薄だ。

日本の場合も都市部を中心として、それなりに核家族は多い。
ただ、形式上核家族であっても、
近くに住んだり、育児の協力、盆暮れの帰省など、
親子の結びつきは結婚後も維持される。
こうして、直系家族が実質的に温存されていく。

こういった違いから、絶対核家族では、
親が子をコントロールしようとする傾向が稀になる。
そのため、
「親の宗教教育がキツイ」
「親に脱会を止められて」
「義父母から入信のプレッシャーをかけられて」
などの問題が発生しにくい。
創価学会の家族問題が発生しにくいだけでなく、
創価学会そのものも発展しにくい。

日本の話に戻るが、直系家族が温存されているので、
創価学会が急速に揺らぐことは考えられない状況だった。
しかし、現実に創価学会は揺らいでいる。
もちろん、創価学会が揺らぐ原因は多々あった、
過重活動、会員家庭の崩壊、幹部の脱会、会員の不祥事、聖教新聞の劣悪さ…

ただ、今回取り上げるのはそれらとは違う。
原因をもうひとつ挙げたい、
インターネット、中でもブログなどの普及だ。

創価学会が揺らぐ原因はいくつもあるが、別に近年になって始まったことじゃない。
多かれ少なかれ、前々からあったこと。

例えば過重活動なんかは前々からあったものの、
それでもある時期まで拡大してこれたのは、
「過重活動して当然」と会員の多くが思い込んでいたからだ。

創価学会は閉鎖的と見なされていたが、ブログが普及し、
会員・非活会員・元会員・会員の彼氏彼女・身の回りに会員が居る人、
こういった人たちが個人のブログで情報を発信するようになり、
急速にオープンになっていった。

様々な地区や立場の会員や、関係者達が交流した結果、
疑問を持った人、元々持っていた人たちが情報を集め始めた。
そして思うようになる。
「今までのアレやコレはおかしかったんじゃないのか?」
「えっ?他の学会員家庭じゃ、ウチみたいに酷くないとこもあるみたいだぞ」
創価学会に揺さぶりがかかるわけだ。

さて、自由な情報発信がなされたが、大抵は名無しかハンドルネームだ。
そういった情報は権威があるわけでなく、内容を見て、
良し悪し、適当不適当、を判断するしかない。

かくして学会員の権威主義も揺らぐことになる。
インターネット上では、上下の関係は弱くなり、横の関係となる。
権威主義の国のなかでも、インターネット上では自由主義的な面が強くなる。
情報収集を始めた学会員の一部には、
権威主義が緩和されたり、自由主義的な考えが強まる者も出てくる。
すると、これらの人々は創価学会の指示に従わない傾向が強くなる。
(もちろん、別の権威に飛びついてしまう人もいるが・・・)

こうして、直系家族制の温存された状況では、
本来ありえなかったはずの揺らぎが創価学会に起こってきた。

ナチズムと創価学会を支えたもの

創価学会において、
日本の根強い家意識に対応する、もうひとつのものは
「自団体中心主義」だ。

ドイツ、日本、ユダヤなどの
直系家族制の差異主義(不平等主義)は、
僅かな差異に執着する。
ときには、ありもしない差異を見つけだして執着する。
絶対核家族制にも差異主義はあるものの、
こちらの場合、異なると見なした人間集団を隔離することで満足する。

直系家族制の差異主義の場合、
自分で見つけ出した差異に耐えられず、隔離では満足できない。
じゃあどうするの?というと、排除を望むようになる。
事情が許せば抹殺ということもある。
このような差異主義のもとでは、
自分たちと異なる者は「劣った者」として認識される。

そのため直系家族制の国では、ナチズム的なものが受け入れられやすい。

ナチズム
ナチズムは、ファシズムに共通の性格を持ち、
反個人主義、反自由主義、反民主主義、反議会主義、
反社会主義、反共産主義などを標榜すると共に、
国益が私益に絶対的に優位する事を主張する。

しかし、ナチズムの特色は、特にその民族の概念にみられる。
ナチ党の
「血と大地」「血の純潔」「ゲルマン民族の優秀性」という民族概念は、
国内的にはユダヤ人排撃の思想となり、対外的には他民族を侵略して
その支配下に置かんとする軍国主義を正当化する思想となった。

ドイツ人は、
世界全ての人種の中で最も優れるアーリア人種の子孫であり、
世界で最も美しく優秀な民族である ドイツ民族には、
世界の文化発展を指導する使命がある

ナチズムといってもあらゆるものの寄せ集めと評されており、
よく関連づけられるファシズムだけでなく、「わが闘争」で
ヒトラー自身が「私はボルシェヴィズムから最も多く学んだ。」
と言っているように左翼からの影響も多く見られる。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』



『創価学会の宗教概念は、内部的には反対者排撃の思想となり、
対外的には一般人を折伏してその支配下に置かんとする
軍国的布教主義を正当化する思想となった』

『組織が会員に絶対的に優位する事を主張する。』

『創価学会員は、世界全ての宗教の中で最も優れる創価学会の信者であり、
世界で最も正しく優秀な人間集団である。』

こういった言い換えが相応しく、左翼の影響も多い点も共通している。

しかし、敗戦後、家制度の廃止、自由主義的教育の導入などに伴い、
家意識などに表れる直系家族制も、絶対的なものでは無くなっていて、
創価学会・公明党は、ナチスのように、国民多数の支持を得ることは無かった。

家意識に対応する、創価学会の「師弟不二」

「人類みな兄弟」という言葉がある。

平等主義(普遍主義)の国では「兄弟だから、平等だよね」となり、

不平等主義(差異主義)の国では「兄弟だから、扱いは異なって当然」となる。

同じ言葉なのに、これほど違う意味になる。


皆さんは「長男教」という言葉を聞いたことがあるだろうか。
これは別に宗教ではないのだけど、不平等主義の国には、
「長男だから○○の権利がある」「長男だから○○して当然」という考え方があって、
「長男教」という言葉はこういった考え方をうまく表現している。

平等主義不平等主義かという判断の、大きな要素は相続にあった。

日本の農家の相続についてとりあげよう。
農家においては、農地の分割相続による零細化を避けるため、
子のうち一人(通常は長男)が農地を相続してきた。これは紛れも無い特権だろう。
兄弟が、特権ある人間と、そうでない人間に分かれる、
このような慣習は、不平等主義的であり、直系家族制を支える基盤になった。

しかし、敗戦後の1947年に民法が大規模に改正され、
家制度が廃止されたあたりから、直系家族制が揺らぐことになる。

法律としての家制度は消滅し、家族関係の自由と平等が建前上は実現された。
しかし、家意識は残り、親子・兄弟姉妹の関係に影響を与えつづけることになる。
家意識により、親の子への影響力の温存、兄弟姉妹への親の愛情の偏りや、
扱いの違いという形で直系家族制が引き継がれてきたんだ。

ようやく創価学会の話にたどり着くが、
これら日本の根強い家意識に対応するもののひとつが、
創価学会の「師弟不二」で、これは権威主義そのものなんだ。

師弟の関係は、大人と大人の関係ではなくて、親子の関係にあたるから、
親である師匠に、子である弟子が従うのは当然。そういうことなんだ。

これは、会員が非会員を折伏(布教)する場合にも準用される。
最高の教えを知っている大人(会員)が、無知で愚かな子供(非会員)に、
創価学会を押し付けるのは、当然の義務であり、愛情というわけだ。

この国の家族制度が、創価学会を生み出した

創価学会は権威主義だ。

権威主義とは

『意思決定や判断において、
自分の頭で考えたり情報を集めずに権威に盲従する態度。』

『あるいは意思決定の場において、
論理的説明を省略し、権威に対する盲従を他者に要求する態度』

を指す。


権威主義的パーソナリティとは

『権威ある者への絶対的服従と、
自己より弱い者に対する攻撃的性格が共生する。
思考の柔軟性に欠けており、強い者や権威に従う、単純な思考が目立ち、
自分の意見や関心が社会でも常識だと誤解して捉える傾向が強い。』

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』



指導がおかしくても、聖教新聞がどんなに独りよがりでも、
黙ってついていくのが「創価学会的に正しい」学会員なのだ。

そもそも、権威主義的な国(日本)で発生し、成長したことで、
創価学会はこういった性質になった。
なぜ日本が権威主義的な国になったのかというと、これは家族制度が原因だ。

家族制度こそが、社会の価値観を生み出す。
特定の家族制度のもとに生まれることで、特定の価値観が身につくんだ。
日本は直系家族の国で、創価学会も直系家族型社会だ、
だからそれに対応した価値観を身につける。
権威主義と不平等主義だ。

どうして、直系家族だと、そういう価値観になるのか?

これは、フランスの人類学者であるエマニュエル・トッドの分析したことなんだ。
ここでは簡単に説明しておく。

たとえば、兄弟を不平等とみなすなら、
人間を不平等に扱うのが当然だという価値観になる。

また、親子関係が権威主義的なら、
権威ある者に、そうでない者は盲従すべきだという価値観になる。

おもな家族制度と基本的価値観、分布国(地域)は以下のとおり。

直系家族
価値観:権威・不平等
分布国:ドイツ、日本、ユダヤ、朝鮮半島など

平等主義核家族
価値観:自由・平等
分布国:北フランス、イタリア南部、イベリア半島中南部、ラテンアメリカなど

絶対核家族
価値観:自由・不平等
分布国:アメリカ、カナダ、イングランド、オーストラリアなど

共同体家族
価値観:権威・平等
 -外婚制共同体家族
   分布国:ロシア、旧ユーゴスラビア、ブルガリア、ハンガリー、
        中国、インド北部、モンゴル、ベトナムなど、ほぼ旧共産圏

 -内婚制共同体家族
   分布国:西アジア、中央アジア、北アフリカなどイスラム圏

他の家族制度と同じで、
直系家族にも長所と短所がある。

直系家族型の宗教(創価学会)の教育を受け、
家も直系家族だと・・・
長所と短所が濃厚になる。宗教的押し付けがキツイ。
直系家族は、子の教育に熱心なので、
子供に創価教育しようという意識が強い。


直系家族型の宗教(創価学会)の教育を受けるものの、
家が例外的に平等主義核家族だと・・・
長所と短所はいくらか中和されていく。宗教的押し付けがユルイ。

平等主義核家族は、宗教そのものに無関心なうえ、
子の教育にも熱心でないので、子供に創価教育しようという意識が希薄になる。


学会員と非会員が結婚すると、
非会員が信仰を押し付けられやすいのは、
権威と不平等という直系家族の価値観によるものだと思う。

信仰の前には、
会員と非会員は不平等、
バリ活と非活は不平等、
指導部や職員といった「プロの会員」と一般会員は不平等。
これらは直系家族の価値観では当然のことなんだ。
注意事項

ねま

Author:ねま
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