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創価学会における権威主義の末期症状

創価学会を念頭に読む「権威主義の正体」の続きです。

■組織における権威主義の末期症状

■権威主義的風土と人格の相互選択
 権威主義が強くなると風土と人格の相互選択が起こり、やがて構造化する。権威主義的風土のもとでは、権威主義の強い人が力をふるい、そうでない人が失脚したり、自らよそへ異動したりすることになる。そうすると、組織の中で権威主義的な人の比率が高くなり、かつ意思決定的地位に多く就くようになるので、ものごとの進め方や風土がますます権威主義的になる。このように悪循環が生じるようになり、この風土が根づいた権威主義社会は自己修正機能を失う ので、外部からの力によって破局が訪れない限り止まらなくなってしまう。
―「権威主義の正体」 著者 岡本浩一


意思決定的地位とは、学会の場合、幹部ということになりますね。
幹部といっても、名ばかり幹部から、学会から収入を得て生活できる幹部まで、
ありますが、上に行くほど権威主義的になることになります。

■権威主義の終末的徴候
 (1)理由の無い教条の規範化
   (合理的でない教条が規範となる)

 (2)外部の権威の借用 
   (論理的に考えた結果を尊重しなくなり、
    外部の権威に頼って内部の意思統一を図るようになる。)

 (3)規範・教条の自己目的化
   (形骸化した規則、現状に合わない規則の遵守への圧力が働く)

 (4)教条吟味の禁忌化
   (教条の修正ができない雰囲気になる。
    教条を再吟味しようという姿勢そのものが、
    忠誠の欠如と見なされて糾弾されるようになる。)

 (5)権威のシンボルとなる人物や部署ができるようになる。
   (「社長のお耳に入れた」「社長のご希望だ」というような要素が
    重んじられるようになる。サブトップによって、
    「君には社長も期待しておられる」
    「君の活躍はいつも目覚しいと社長がおっしゃっている」
    などという言葉が用いられるようになる。
     注意が必要なのは、権威シンボルは、その人固有の能力や個性
    のために出てくるというよりも、組織の権威主義システムが、
    そのような人物の存在を必要とするために出てくるということだ。
    その必要性があり、相対的にシンボルにふさわしいような特徴を
    たまたまそなえている人が自然に選択されるというメカニズムに
    なっているのである。)  
 
 (6)集団ナルシズム
   (ナルシズムとは、実情と乖離するほど肯定的な信念を、自分自身
    自分自身に対して抱いている状態を指す。組織というものは通常
    いくらかのナルシズムを持っているものだが、権威主義が強くな
    ると、それが大きく実情と乖離した状態になる。)

 (7)忠誠心の外的要求
   (忠誠心は心の内面で維持されるべきものだが、
    目に見える形として要求されるようになる)

 (8)発言・批判の自由が失われていく
    (教条への同調や、特定人物への崇拝的感情が要求されるように
    なるため、それらへの批判的発言が極めて危険なものとなる。
    その結果、批判的発言を控える人が増える。)

 (9)教条の拡大解釈が過剰になる
   (個々の論理によって是か非かの意思決定が行われるべき事柄で
    も、それをすると判断にあいまいさが残り、二分的思考法に
    合わなくなるので、強引にでも、教条との関連をつけて
    是か非かをはっきりさせることを好むようになることに由来する。)

 (10)密告体質
   (密告を奨励する政策を表向きとっていない場合でも、忠誠や教条へ
    の盲従を是とする空気が強いため、密告的行動をした人が、
    少なくとも心理的には報いられる構造が出来上がっていく。)

 (11)強い加虐性・加罰性
   (権威主義的組織では、加罰性の増大がほぼ例外なく見られる)

 (12)過度の信賞必罰
   (権威主義的方向に同調する人、あるいは、教条シンボルとなる人に
    尊敬が篤い人に性急に報いるという傾向も表面化する。)

 (13)二分的思考とレッテル化
   (権威主義的状態とは、思考のあいまいさが
    過度に排除された状態であるが、組織が権威主義的状態になって
    くると「賛成か反対か」「○○派か××派か」というように二分法的構文
    を耳にする頻度が上がる。それにともない、少数派意見に単純な
    ラベルによってレッテルを貼るような行動が増える。)

 (14)価値観の反動性・超保守性
   (組織の論理とは別に、古い価値観への回帰傾向がしだいに表面化
    するようになる。口に出すことがはばかられるような古くさい
    価値観がもっともらしく語られるようになる)
―「権威主義の正体」 著者 岡本浩一


(2)外部の権威の借用
聖教新聞を見れば良く分かります。
名誉教授などの称号による権威を借用していますね。
また、海外にSGI会員がいる、というのも権威付けに一役かっています。

(4)教条吟味の禁忌化
受け入れられていませんね。

(5)権威のシンボルとなる人物や部署ができるようになる。
「名誉会長が喜ばれる」「名誉会長が悲しまれる」
などという言い方がよくなされますね。
この場合サブトップとは学会幹部ということになります。

(6)集団ナルシズム
「大きく実情と乖離するほどの肯定的な信念」
を持っている人が多く見られますね。

(7)忠誠心の外的要求
言葉に出したり、数字を出したり。

(8)発言・批判の自由が失われていく
そんな自由は受け入れられていません。

(11)強い加虐性・加罰性
これが平気な人でないと創価学会の会員は務まりません。

(12)過度の信賞必罰
数字をあげた人を褒めすぎです。
数字が出せなくなった時のことを考えると、
これは、コワイことなのです。

(13)二分的思考とレッテル化
これは創価学会の基本です。

(14)価値観の反動性・超保守性
これもあるんですよね。 

■外部圧力がきっかけとなるケース
 国や組織が権威主義化するのは、もともとそのような素地があるためと
 考えられることが多いが、権威主義化が急速に進むのは、外部からの
 圧力がきっかけとなる場合が圧倒的に多い。
―「権威主義の正体」 著者 岡本浩一



今回のまとめ
こういう視点で見ていくと、
創価学会における権威主義は、
すでに末期症状を呈していることがわかります。

次回創価学会は属人思考的?に続きます。

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Re: ご報告

おひさしぶりです~

例の学会員さん、さすがに不快感を
ばら撒き過ぎてしまったのかも知れませんね。

関わりの薄い人に対して、前回の印象では、
学会的にも水準を超えてしまっているでしょう。

お初です

(ココア)さんからきました 有名な妻アンチ夫バリバリや拡張員ゲンさんが横リンクとは驚きブログのようです またお伺いしますので宜しくねがいます
オリオン星人

Re: お初です

はじめまして、オリオン星人さん。

リンクでブログを判断するのもなかなかに良さそうですね。
今後もどうぞよろしくお願いします。


ちなみに新聞拡張員ゲンさんについては、

創価学会の活動家もまた、聖教新聞の拡張員を兼ねていて、
頻繁に他所の家庭を訪問していること、

そのため、

学会の活動家も一般紙の新聞拡張員と同様に、
訪問時の印象、相手の立場や性格、利益などを考える必要がある、
一般の人々に、迷惑がられ、嫌われている存在である。

という問題が重複しているという観点からリンクを貼っております。


妻はアンチ、夫はバリバリについては、
もともと、ねまがそのブログでコメントするところから、
当ブログがスタートしていますので、入れてあります。

No title

コメントありがとうございました 拡張員ゲンさんが創価とは知りませんでした ご情報を感謝いたします 刑務所サイトのリンク先でみつけ 塀の向こうの世界の探索に利用していた次第です
オリオン星人

オリオン星人さんへ

いやいや!
ゲンさんが創価学会の会員、というわけではありません。

聖教新聞の拡張に無理があるという事を、
一般紙の新聞拡張の視点で見ることで、
理解しやすくなるかな?

ということでのリンクだったんです。

No title

ゲンさんの件は了解いたしました メンタル系の書き込みを見ていくと 創価の関係者にも統失や鬱の患者さんが多いようです それと蒸発失踪の事案も何件かありました
オリオン星人

オリオン星人さんへ

活動で忙しくしすぎるから、
鬱になりやすいのは想定内だけど、

その他のものについては、
参考になるものが少ないので、

私としては、
活動との関連、罹患率の高低について
今のところ分からない…というところです。

No title

コメントありがとうございました
関係者云々ですが 全体から俯瞰すると 飛びぬけて多くはありません 宗教に関係なく鬱は増加しています 自殺念慮の方は専門サイトを紹介しております
オリオン星人

そのものって感じですね。

よく研究されていますねー。
いつも感心して読ませていただいてます。

今回の権威主義の末期症状、まるで創価学会のことを言い表しているかのようによく当てはまっていますね。
「集団ナルシズム」とか、聖教新聞でよく大会合を写した写真で、満面の笑顔で大勢集まっているあの姿を彷彿とさせます。
何がそんなにおもしろいんだ、と。
笑顔になれるような理由を創価学会のどこにも見つけられないのですが、エキストラでも雇ってるんじゃないのか、ってくらいの笑顔です。

ちなみに権威主義の末期症状の先に待つのはなんなんでしょうね?
崩壊とか、収束に向ったり、また別の変化が訪れるものなんでしょうか…?
私的な想像では、こういった権威主義には柔軟性がないように思えるので、硬いものほど粉々に壊れそうなんですが…。

Re: そのものって感じですね。

クロさん、こんにちは。
コメントありがとうございます。

>今回の権威主義の末期症状、まるで創価学会のことを
>言い表しているかのようによく当てはまっていますね。

そうなんです。創価学会は、権威主義的な組織が陥るパターンに、
見事にはまっているようで…なにしろ思考の自由度が低いので、
起こす問題もワンパターン的です。

>笑顔になれるような理由を創価学会のどこにも見つけられないのですが、
>エキストラでも雇ってるんじゃないのか、ってくらいの笑顔です。

笑顔になれるような理由は、こんな感じですね。
------------------------------------------------------
人生という道路は危険がいっぱい。車運転するのコワイよ~

じゃあ目隠ししてあげるね!

わーいありがとー、前が見えないから安心だよ~。

はれやかな笑顔
------------------------------------------------------
もちろん目隠し取ろうとしたら怒り出しますよ。(あるいはパニックに)


小規模な会合でも集合写真はときどき撮るけど、
聖教新聞に載るようなのは、特に創価度の高い会合ですね。

>ちなみに権威主義の末期症状の先に待つのはなんなんでしょうね?
末期症状のレベルまで来ると、自力での改善は無理ですね…
会社でいうと食肉偽装の「ミートホープ」のような形で倒産し、消滅。
国でいうと、大日本帝国やナチスドイツのような、決定的敗戦ですね。

ただ、創価学会が潰れても、海外のSGIなら存続できそうな気がします。
あまり創価的でないので。

最近の創価学会はおかしい。

最近の創価学会はおかしいと思う。

隠蔽、隠蔽で隠し切れなくなっているんじゃないか?

騒がれている問題は本当は組織犯罪化してるんじゃないか?

アホで馬鹿な冷たい幹部ばかりで具合悪い。
表向きは、清潔な宗教裏はヤクザ犯罪組織してる。

本部職員だんまり決め込み。

池田チルドレンは先生の正義の為、犯罪もやる。学園生は池田人造人間ばかりだ。

失踪するしか、道がない。

上層部は腐敗化やりたい放題。

知らないのは、一般会員だけ。

会員逮捕者は、首切り。再就職なし。裏切り者扱い。(血も涙もない。)

皆薄々気がついてる。皆知ってるけど、言えない。本部勤務は生活の為。学会は皆良い人だから、一般会員の夢壊さないようにしてるだけ

本当の彼の目的は創価学会拡大ではなく、(創価はあくまでプロセス表面のみ)権威狂い。創価学会は朝鮮人のペテンに占領されてしまいました。牧口先生、戸田先生は命がけだったから、本当に言葉にならず悲しい限り。
今の学会に疑問の全国の職員並びに一般会員の皆さん、腐敗化した上層部、組織利用の馬鹿どもを民衆の手で追い出そう

今の学会に疑問を持たない職員は、利権のみで活動しないから、良く観察し、追い出そう

最近の創価学会はおかしい。

今の創価学会は、人は救われない。

権威主義、利権利用連鎖、負の連鎖になる。
良い人を選び、悪い学会員は追い出そう

学会員で横領、詐欺事件多い

今の学会は危ない。
危機を感じる。

民衆の手で変えよう

Re: 最近の創価学会はおかしい。

一般会員さん、はじめまして。

今の組織に対して大きな思いがあるようですね。
注意事項

ねま

Author:ねま
注意事項
中傷行為や信仰賛美などは、コメントの禁止や削除したりします。
活動家の方へ : 読むと不快に感じる場合がありますので、読まないことをお勧めします。

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